韓国ブームが来てもう数年経ちますが韓国のまつ毛施術は本当に高い技術ですね。
パリジェンヌラッシュリフトも大元はパリにいた子供のようなまつ毛にしたいという気持ちから韓国でまつ毛パーマの技術を習得して作ったそうです。
韓国は美容大国なので私自身も気になるアイリストさんやスタイリストさんをインスタグラムでフォローしてます！
お客様方も情報共有してくださったりするので大助かりです。笑
そんな中ウォンジョンヨさんというとてつもなくメイクがすごいアーティストさんがいらっしゃるとのことで
こちらの動画を見させていただきました。
この方を見てから私のメイクもかなり変わりました。
私もウォンジョンヨ先生にメイクしてもらいたい…！
参考にできるところはしようと思い最後まで見てた時に衝撃を受けました。
竹串ライターでまつ毛をくっつけてる？！
竹串ライターとは…
竹串の先端をライターで炙りマスカラをつけたまつ毛が束になるように竹串で毛を撫でるという技術
これをするとビューラーで上げたまつ毛がキープされるとのことで現状の流行具合を韓国留学中の方に聞きました。
かなり流行っていてやっている人が多いとのこと。
この感じ日本でも流行りそう…。
信じられません…
ウォンジョンヨ先生は適正の温度が分かっていて唇で温度のチェックをしてから使っている上にプロです。
まあ正直、それでもまつ毛にはあまり良くないと思いますがそれを言ったらまつエク、まつ毛パーマもなので
メイクの素人の私たち(私はまつ毛のプロでメイクのプロではない)が竹串ライターをしたらどうなるでしょうか？
竹串ライターの危険性
何度も言いますがウォンジョンヨ先生はメイクのプロです。
アーティストでない一般の方が真似すると危険という話です！
箇条書きでまずお伝えすると
- パーマがかかりにくくなる
- 肌荒れする可能性がある
- 焦げる可能性がある
- まつ毛が生えてこなくなる可能性がある
以上のことが起こります。
詳しく説明していきましょう。
パーマがかかりにくくなる
まずまつ毛がタンパク変性を起こします。タンパク変性を起こすとどうなるかというと
まつ毛が硬くなります。
よく例えられるのがゆで卵ですね。
卵が硬くなると元の生卵に戻らないのと同じでまつ毛も一度固くなると元に戻りません。
生え変わるまで待つことになります。
まつ毛が通常時よりひどく硬くなるとパーマ剤(セッティング剤)をつけて放置してもかかりは悪くなります。
かかったとしても戻ろうとする力が強く取れるのも早くなります。
例えばパーマをせずビューラーに変更したとしてもまつ毛が戻ろうとしてしまうのでカールをキープすることはできなくなる可能性があります。
いいことなんてありません。
肌荒れをする可能性がある
硬くなってしまったまつ毛をどうにかして立ち上げた時にまぶたに触れることもありますよね？
まぶたはとっても薄い皮膚でできてます。
そのまぶたに瞬き等で何度も触れた場合そこの摩擦から肌荒れしてしまう可能性があります。
瞬きをするな！なんて無理な話で人は１分間に20回前後瞬きしているなんて言われています。なくはない話です。
そして通常のまつ毛より硬いまつ毛なので肌荒れの可能性的には高めです。
特に乾燥しやすい、アトピー体質、アレルギーがあるなどの敏感肌さんはかなり危険ですのでやめといたほうが無難。
焦げる可能性がある
温度選定をミスると焦げます。
タンパク変性は約80度から起きてしまうくらいです。
ライターは約800度〜1000度。
それで炙った竹をまつ毛に付けるなんてしたら、温度を見誤ってしまったら、普通に焦げます。
「焦げた！どうしよう！」と連絡して来てくださったお客様もいらっしゃいましたが、
正直生え変わるまでどうにもできない場合が多いです。
パーマはかからなくなる上にエクステもまつ毛の体力がなくて切れてしまう可能性もありますので焦がしていいことはひとつもありません。
まつ毛が生えてこなくなる可能性がある
皮膚は３層になっています。
表皮、真皮、皮下組織とあり、見えている部分は表皮です。
例えば火傷したとします。
これが見えてる範囲の表皮のみの火傷ならまだマシなのですがもし真皮(表皮の次に外側に近い皮膚)まで火傷が到達してしまったら、毛が生えてこなくなる可能性があります。
真皮の深さに毛根があります。もし真皮の細胞が壊れてしまったら毛が生えてこなくなります。
ちなみに熱源が70度の場合、たった1秒で火傷します。
何度も言いますがライターの温度は800度〜1000度です。
もし竹串が70度以上でもし皮膚に触れてしまったら大切に大切に育てていたまつげが生えてこなくなります。
絶対大丈夫とは言えません。
本当に危険なのです…。
最後に
竹串ライターだけが悪いわけではなくビューラーにライターで炙る行為も危険です！
メイクのプロが行うのはそういったことをわかっていてどのくらいの暖かさが何度かということも分かった上で行なっているのでぜひこの記事を最後まで読んでくださった方は控えていただけたらと思います！！
まつ毛は腕の毛とかと違って必要な毛ですし大切にしていきましょう！！
