今回は過去にあったSOSのお話し
ご来店が初めての方からこんな相談を受けました。
右目のまつ毛が仕事中に燃えてしまい、短くなってしまいました。
マスカラをしてもパツンとなっているのでマスカラが伸びず左右差が緩和されません。
両目が同じ感じになるようにパリエクしていただきたいのですが可能でしょうか?
なるべく右目のまつ毛が切れているのを目立たないようにナチュラルにしたいです!
幸いまぶたやおでこが火傷せずまつ毛や前髪が燃えただけで怪我はなかったようです。
焦げたまつ毛はどうにかなる?
結論、焦げてしまったまつ毛はパーマどころかエクステも出来ないです。(というか正直やりたくない;;)
なぜかというとまつ毛パーマをしたところでまつ毛は上がらないorよりダメージしてちぎれる可能性が高いからです。
本当は生え変わるまでマスカラもビューラーもせず我慢していただくのがまつ毛にはいいのでこの連絡が来た時は頭を抱えました。(笑)
普段だったら生え変わるまで放置するんですけど、◯日に大切な予定があってこのままだと悲しくて…。
直接見て触って長さの確認をしないことにはどうしようもないのでご来店いただきました。
実際に見た時の衝撃
ひとつ失敗したのがビフォーをとってないこと!記事として致命的…すみません。
無理!と思ったのとどうしよう!で頭がいっぱいで写真取り忘れました。
最初の連絡で頂いた動画の切り抜きを載せます!
ちょっと見づらいかと思いますが
目を開けた時に目尻は長さがあるように見えます。
目頭がちょっと見えない。けど目を閉じた画像をみると極端に短いのがわかります。
実際に見た時の目元を絵にしてかきました!!
目を閉じて頭から見た時がこちら
まつ毛は毛先が細くなっているはずなのに目頭側が細くなってないですね
通常は右ですが左のように先端が縮れ短く太くなってました。
このような状態の場合
画像の理由からパーマがかけられません。
焦げてない範囲が長ければそこをパーマかけることができますが焦げてるところと焦げてないところの境目の判別が難しいためかなりリスキーです。
大手術開始
結果的にまつ毛カール(ラッシュリフト)で焦げてない毛先部分にパーマをかけつつ、かけることができないまつ毛の”焦げていない範囲”にまつエクをつける施術をしました。
まつエクのみをはじめはオススメしたのですが目に影ができるのはあまり好きではないとのことで却下。
つけまつげも提案しましたが(苦肉の策です。つけまつげも本当はオススメできません。)普段つけたことがないので却下。
元気な左目のまつ毛をパーマ(ラッシュリフト)して右目のまつ毛の元気そうなところのみパーマして
致命的な部分のみまつエクをつけました。
注意点
今回のようなケースは絶対施術出来るとは言えません!
こちらのお客様にはリスクがある説明をしたのと同意書を記入して頂いてから施術しました。
ダメージがどのくらいおきてしまっているか、どのくらい元々のまつ毛が元気かにもよりますし
やってみないとわかりません。
本来ですと施術せず美容液を塗りながら生え変わるのを待つのが最善策です。
しかし生え変わりきる3ヶ月間にどうしても大切な用事がある場合、待てないですよね。
”どうしても”場合のみ施術してもらうことをオススメします。
仕上がりの写真はこちら
出来る限り根元はあげずにまつエクと馴染むようにデザインしました。
よく見て見ないとわからないくらいになりました。
最後に
何度もお伝えしますが今回のケースはリスクがありますが出来る限りで施術しました。
もし本当に困った場合はご相談ください!